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[リサイクルトナー]EPSON LP-S7100 / CANON LBP9100C について

EPSON LP-S7100 シリーズ リサイクルトナー対応機種
LP-S7100/LP-S7100R/LP-S7100Z/LP-S7100RZ/LP-S7100C2/LP-S8100/LP-S8100PS/LP-S8100C2/LP-S71C5/LP-S71RC5/LP-S81C5
CANON S LBP9100Cシリーズ リサイクルトナー対応機種
Satera LBP9100C/Satera LBP9100CS/Satera LBP9200C/Satera LBP9500C/Satera LBP9510C/Satera LBP9600C/Satera LBP9650Ci

ビジネスユースで人気No.1 はA3カラープリンター 今日はそのカテゴリで双璧をなすエプソン LP-S7100キヤノンLBP9100Cの2種類を比較してみたいあと思います。

EPSON エプソンLP-S7100
キヤノンCANON LBP9100C
RICHO SPC830 RICHO SPC830

おそらく、ビジネスユースで最も販売されてると思われるA3カラープリンターは
EPSON エプソンLP-S7100キヤノンCANON LBP9100Cだと思います。
(実際にはわかりませんが)
まずは、サプライ品の価格からご覧ください。
*リサイクルトナーなど各種カートリッジのご注文は以下からお願います。

カテゴリ
定価
(税込み)
EPSON
LP-S7100
EPSON エプソンLP-S7100
定価
(税込み)
CANON
lbp9100C
キヤノンCANON LBP9100C
純正品
ブラック
20,088
41,040
シアン
26,784
51,300
マゼンタ
26,784
51,300
イエロー
51,300
42,120
純正品
2本セット
ブラック
33,372
シアン
44,604
マゼンタ
44,604
イエロー
44,604
純正品
環境推進トナー
ブラック
16,092
シアン
21,384
マゼンタ
21,384
イエロー
21,384
純正品
環境推進トナー
2本セット
ブラック
26,676
シアン
35,640
マゼンタ
35,640
イエロー
35,640
汎用品
ブラック
20,088
41,040
シアン
26,784
51,300
マゼンタ
26,784
51,300
イエロー
26,784
51,300
リサイクル品
ブラック
20,088
41,040
シアン
26,784
51,300
マゼンタ
26,784
51,300
イエロー
26,784
51,300
ドラム
感光体ユニット
( カラー用)
純正品
12,960
リサイクル品
12,960
ドラム
感光体ユニット
(ブラック用)
純正品
12,960
リサイクル品
12,960
廃トナーボックス
純正品
注1トナーカートリッジ
やドラム等との
同時購入
2,160
リサイクル品
*注2トナーカートリッジ
やドラム等との
同時購入
2,160
純正品
*注3 廃トナーボックス
のみの購入
6,480
リサイクル品
*注4 廃トナーボックス
のみの購入
4,320
純正品
WT-722
回収トナーボックス
4,752
ITB UNIT UM-722i
53,914
フューザーキット
※lbp9100C/
9100CS 専用
57,672
フューザーキット
※LBP-9200C/9500C/
9510C/9600C/9650Ci 専用
57,672

*注1
※こちらの商品は、トナーカートリッジやドラムなどと同時購入時のみ1本からの販売をしております。廃トナーボックスのみの購入は、3本以上のご発注でお願い致します。
*注2
※こちらの商品は、トナーカートリッジやドラムなどと同時購入時のみ1本からの販売をしております。廃トナーボックスのみの購入は、2本以上のご発注でお願い致します。
*注3
※こちらの商品は、3本セット販売となっております。
*注4
※こちらの商品は、2本セット販売となっております。

基本機能は以下の通り。
EPSON LP-S7100 シリーズ メーカー製品情報ページ

CANON LBP9100Cシリーズ メーカー製品情報ページ

双方とも、日本を代表するA3カラープリンターです。

【本体価格】
キヤノンCANON LBP9100C  | 基本的にオープン価格ですが、ネット等での新品価格は80,000円 ±4000ぐらい最安値は 36,800円って言うのもありました。
EPSON LP-S7100        | エプソンダイレクト税別49,980円

プリンターに関しては、価格も重要ですが、「保証期間」も考慮したいところです。

【インターフェース】
キヤノンCANON LBP9100C  | USB、有線LAN (無線LANは未対応)
EPSON LP-S7100        | USB、有線LAN (無線LANは未対応)

【スピード】
キヤノンCANON LBP9100C  | カラー/モノクロ 印刷 20枚/分
EPSON LP-S7100        | カラー/モノクロ 印刷 30枚/分

【耐久枚数】
キヤノンCANON LBP9100C  | 60万枚
EPSON LP-S7100        | 60万枚

【出力解像度】
キヤノンCANON LBP9100C  | 9600DPI
EPSON LP-S7100        | 9600DPI

ご覧のように、双方の仕様は、スピード以外ほぼ一緒ですが、ランニングコストに関しては、純正品のトナーもリサイクル品トナーもエプソンLP-S7100の方が安いです。

以上の仕様差を考慮した場合、自分であればエプソンを選択します。

でも、新規で買うならやはり無線LANはほしいですね。
キヤノンLBP7110CとかエプソンLP-S230DWとかも選択肢に入れた方がいいかもしれません。

今日のリサイクルトナー用語の基礎知識

環境推進トナーとは

環境推進トナーなる言葉を聞いたことがあるでしょうか。
この言葉の意味を知らないと注文するときにもためらいますよね。
これは、「エプソン」独特の呼び名です。

エプソン環境推進 情報ページ

簡単に言えば、エプソンが独自に回収したカートリッジをリユースして再度販売するというもの。
自分達からすれば、純正品と同じですが、純正品よりも多少安く設定されてます。
生産方法自体は「リサイクルトナーメーカー」の方法と、ほぼ同じだと予測しています。
では、他のリサイクルトナーメーカーが製造するカートリッジと何が違うのか、それは磨耗した部品や充填するトナーが「純正品」だということです。
これが決定的な違いですね。
循環型のビジネスモデルにエプソン自らが参入した格好です。

ここで少し、プリンターメーカーがリサイクルトナー業界に参入してきた意味を考えてみたいと思います。
まず、なんで「環境推進」という非常にわかりにくい名称にしたのか。
これは、明らかに世の中ですでに認知されてしまった「リサイクルトナー」という意味との差別化が目的だと思います。
上のエプソンのWEBページを見ても明らかなように、やろうとしていることは、まさしく我々と同じです。
しかし、敢えて「環境推進」という言葉でその違いを表現したかったのでしょう。
でも、これって逆に意味をあいまいにするだけだと思いますけどね。
本当に商売として成立させようとすると、「エプソン・リユース・プロジェクト=E-RUP」みたいな洒落た言い方をした方が、ユーザーからみればインパクトが大きいんじゃないですか?

下手に「環境推進」とか、よくわからない言葉を使うことで、やろうとしてることが見えずらくなってるように思います。
まあ、言葉は別にして、本当はエプソンが本気で「リサイクルトナー」に参入しようと思ってないってことです。
なぜなら、コストがかさんで、ビジネスモデルとしてはそれほど旨みがないから。
いくら仕組みが賛同されても、商売として成り立たなければ、会社はやらない。
安く純正品の部材を仕入れて、大量に決まったルートに販売する方が儲かるに決まってます。
なぜなら、それが「エプソンビジネス」」だから。
エプソンが急成長できた要因は、いわゆる「トナービジネス」です。
プリンター本体を安く販売する代わりに、そこで使われる「トナー」で儲ける。
一説にはトナーの利益率は80%を超えてるらしい。
そんな儲かるビジネスの中で「環境推進」のようなビジネスを展開する意味がどこにあるのか。
巷の「リサイクルトナーメーカー」つぶしではなく、単なるブランド戦略ではないのか。
「自分の会社は”環境”を考えたビジネスを展開しています」というメッセージを出しているように感じます。
それを証拠に他社ではほとんどやってません。
仕組みをつくるにもコストがかかり、回収にもコストが掛る。
ましてや、それを売ると、本来最も儲かるはずの「純正品トナー」も影響を受けてしまう。
企業活動とすれば矛盾だらけです。
やろうとしていることは自体は、すばらしいと思いますが。
ちょっと自分勝手な見解で、申し訳ありませんでした。

リサイクルトナー リコー RICOH IPSiO SP C830/C831について

リサイクルトナー対応機種
IPSiO SP C830/IPSiO SP C831/IPSiO SP C830M/IPSiO SP C831M

リコー リサイクルトナー

このブログのメインテーマである、個別機種分析。
今日はリコー(RICOH)の最高峰プリンターシリーズについて徹底的に分析、また、他のメーカーとの比較も行います。

RICHO SPC830

このシリーズはリコーのプリンターシリーズでは最も多機能であり。リコープリンターのフラッグシップ機種となっています。
*リサイクルトナーなど各種カートリッジのご注文は以下からお願います。

カテゴリ
定価(税込み)
クリックでご注文画面へ
純正品
ブラック
42,120
シアン
39,960
マゼンタ
39,960
イエロー
39,960
汎用品
ブラック
42,120
シアン
39,960
マゼンタ
39,960
イエロー
39,960
リサイクル品
(再生品)
ブラック
42,120
シアン
39,960
マゼンタ
39,960
イエロー
39,960
純正ドラム
(感光体ユニット)
ブラック
29,160
ブラック除く3色
84,240
純正品
廃トナーボトル
1本での購入(注1)
2,160
4本セット価格(注2)
8,640

(注1)
※トナーカートリッジ、またはドラム等と同時購入時のみ1本販売をしております。廃トナーボトルのみのご購入は、4本以上のご注文でお願い致します。
(注2)
※こちらの商品は、4本セット販売となっております。

基本機能は以下の通り。
IPSiO SP C830/C831/C830M/C831M メーカー製品情報ページ

リコーのホームページを見ての通り、SP C830とSP C831との性能の差は出力枚数のみです。また、ランニングコストも一緒ですから、価格の差程、機能に差があるとは思えません。
もし、自分が購入するとすれば、間違いなくSPC830を選択します。
次にランニングコストを考慮したときのトナーカートリッジについて見てみます。
あくまで、自分の会社での販売価格をもとします。
このトナーには「大容量」と「標準量」の2種類がありますが、現在「標準量」トナーのリサイクルは行ってません。
また、こカートリッジは常に在しています。
よく、純正品とリサイクルトナーとの印刷枚数について質問をされますが、当たり前ですが、同じです。
もし、この部分に差があると「会社の信用問題」になりますから、ご安心ください。
この機種のカートリッジは同一です。
ですから、問題は純正品のトナーとリサイクルのトナーとの価格差です。
トナーは消耗品ですから、できれば安くて品質の安定したリサイクルがいいですよね。
この機種はカラー印刷ですが、通常純正品とリサイクル品を混ぜることはあまりお勧めしてません。
しかし、当社の場合、純正品とリサイクル品と一緒に利用しているケースがかなり多いですよ。
つまり、品質の差が純正品とあまりない証明にもなります。
当然まったく同じではないですよ。
どんなに頑張っても、純正品とまったく同じに作ることは、どこのリサイクルメーカーでも不可能です。
しかし、利用する用途によってはリサイクルトナーで十分なケースがほとんどだと思われます。
例えば、プレゼン資料とか社内で利用するようなカラー印刷はリサイクルトナーでまったく問題ありません。
さらに、パンフレットで使用してもいいぐらいです。
それでぐらい、品質には自信がありますけど、純正品とリサイクル品を「左右に並べて比較」すると、全体的に薄かったり、シャープさに欠けると言ったことも、人によっては思うかもしれないですね。
では、実際にそれぞれの価格について見ていきたいのですが、その前に表にある「汎用品」について少し説明します。

汎用品とは

一般的に他社が汎用品と呼んでいるものにはいくつかの種類がありますが、当社で「汎用品」と呼んでいるものには2種類あります。
ひとつは、海外で発売される予定の純正品で、通常「海外純正」と呼んでいます。
もう一つは、OEMで発売された純正と同じもので「ノーブランド(NB)」と呼ばれるものです。
双方とも「呼び方や箱が違うだけで、中身は純正品です」

トナーカートリッジの価格差

おそらく、他のネット通販と比較しても、驚くほど安くも高くもないと思います。
インターネットで探せば、この金額よりも安く提供している会社はいくらでもありますし。
じゃあ、なんでそんなに差が出るのか。
掻い摘んで説明すると、「価格決定の構成要素」は「人件費・材料費・配送費・管理費」等ですが、リサイクルトナーという商品はリサイクルする工場の「管理」が極めて重要です。
基本的に「不良率を極限まで下げる」ためには、標準化されたシステムが必要ですし、その費用も掛ります。
そのため、販売価格の下限も自ずと限界があります。
しかし、インターネット上には、自分たちの理解を超えた価格で販売している会社が山ほど存在します。
自分が考える理由をここで書くと、クレームが来てしまうので書きませんが、例えば回収したカートリッジの部品を交換しなかったり、洗浄しなかったりすることでも価格は相当下げることは可能です。
ただ、その分、不良率が跳ね上がるのは確実です。
もし、データ上、不良率が変わらなければ、そんな面倒な作業は必要ないですから。
確実に不良率が上がることが明確なために「部品の交換」や「洗浄」を行う必要があるんですね。
うちの会社の扱うカートリッジはISO等で認証された商品以外扱わないので、この価格以下にすることは現時点では不可能だと考えています。
さて、このRICOH SP C830/C831ですが、当社の売れ筋トップのカートリッジで、大変多くのリピーターの方が利用されています。
長く利用するような、耐久性の高いプリンターですから、価格だけにとらわれず、当社のリサイクルトナーカートリッジをご利用いただければ幸いです。

トナーカートリッジの種類について

リサイクルトナーを激安販売 | アップライズ
トナーカートリッジにもいろいろあります。

プリンターメーカーの作るリサイクルトナーと、俗に言うリサイクルトナーとは何が違う?

アップライズのリサイクルトナーの品質とは!

ん?
何のことかわからないですよね。
そう、この業界はまさに複雑怪奇な業界なんです。

「リサイクルトナー業界はエプソンやキヤノンが製作したカートリッジをリサイクルさせてもらって商売をしてます」
という表現し、プリンターメーカーは「当社製品はリサイクルしています。」という表現をします。
この二つの「リサイクル」という表現は同じ言葉でも意味が全然違います。
実はプリンターメーカーの日本語が正しい使い方です。

今、工業製品、特にプラスチックや金属は、ほぼ100%「リサイクル」されています。
つまり、プリンターメーカーの表現が正しいというのは、「回収したカートリッジをリサイクル業者(廃棄加工)がプラスチックと金属に分け、原料に近い状態からリサイクルする」という意味です。
ですから、基本的にすべて「純正品」なんです。
いや、プリンターメーカーは違うと言うかもしれませんけどね。

しかし、我々リサイクルトナー業者が行っているのは、回収したカートリッジを分解・洗浄・組み立て・トナー充填というサイクルですから
正確には「リサイクル」ではなく「リユース」です。

この部分がユーザーにとって、もの凄くわかりづらくしている原因だと思います。

何だ、キヤノンもリサイクルトナーなんだ。
いや、正しいけど、あなたが想像する意味じゃないと思いますよ。

プリンターメーカーからすれば「リサイクル」じゃないだろってことですよ。

でも、すでに「リサイクルトナー」と言うのは「リユーストナー」の意味に考えられていますから、「リサイクルトナー」とはプリンターメーカーが言うところの「リサイクル」ではないんです。
なんだか、余計にわからなくなってしまいましたが

  • 1 リサイクル → 商品を分別し、再加工し、製品化する
  • 2 リユース  → 同じものを、もう一度利用する

プリンターメーカーが言うリサイクルは1の意味
リサイクルトナー業界がいうリサイクルトナーとは2の意味です。

互換トナーとは何?

あまり聞きなれない言葉に「互換トナー」というものがあります。
実はこの業界は言葉的に標準化されていない部分がありまして、この「互換トナー」という表現も業者によっては違う捕らえ方をする可能性があります。

実はこの「互換トナー」は言い得て妙なんです。
あくまでも「互換」ですから、当然プリンターメーカーが国内で作った国内純正品でなければ、プリンターメーカーが海外で作った海外純正品でもない。
ましてや、リユースされたカートリッジを使って作った「リサイクルトナー」でもないんです。
結論から言えば「違法トナー」です。
そして、その手口は極めて巧妙です。
大元の純正カートリッジを分解し、すべての部品を「模倣」し、「金型」を作り、純正品の「そっくりさん」を作ります。
まあ大体が「中国製」ですけどね。
もう、何でもありの世界ですけど、考え方からすれば「新品」扱いです。
ですから、ネットで「当社製品はすべて新品」という表現が使われている場合は、この「互換トナー」を疑う必要があります。そうでなければ、当社の商品は「国内純正品・海外純正品・海外逆輸入」に限ります、って謳えばいいことですから。
当然値段もバカみたいに安いですけど、所詮は「模倣で違法」な商品ですから、使うにしてもかなりリスキーですね。

先日、値段の格差問題を書きましたが、工法・種類・ルート等様々な要因で価格は決定されます。
結論から言うと、極端に安い商品は「とりあえず疑え」ってことです。
ちなみに、「互換トナー」はそのカートリッジを回収しません。
回収に掛る費用を負担したくないからです。
つまりその廃棄費用は「ユーザー」が負担することになります。
当然、「リサイクル(リユース)トナー」の母材にもなりえません。

汎用品とは何か
「はんようひん」と呼びます。
実はこれも定義があいまいな部分があります。
うちの会社で言うところの「汎用品」とはあくまでも「海外からの逆輸入純正品であったり、OEM製品の純正品」ですから、ご安心を。
うちの会社は「互換トナー」は扱いません。
基本的に売る方も「違法」ですから。
広義の意味では「純正品と同じ機能を有する純正品以外の新品」です。
ということは、先ほどの「互換トナー」もこの「汎用品」の範疇になります。
残念ながら、ネット通販のサイトから「汎用品」の意味を正確に知ることはできません。
しかし、そのカートリッジが「回収」対象でなければ、違法な「互換トナー」である可能性がありますから、十分な注意が必要です。

再生回数とは何か
ちゃんとしたって言い方は変ですけど、管理がしっかりしているリサイクル業者は、特定のカートリッジに対して、必ず「再生」回数を決めてリサイクルを行っています。
理由は商品の磨耗具合で複数回の再生後には不良になる可能性が高いとのデータがあるためです。
その回数は、カートリッジの種類にもよります。
この再生回数をキチンと管理している業者は「信頼」に値すると考えて間違いありません。
リサイクルトナーの基本的な知識を持って、購入を判断しても遅くはないと思います。