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【キヤノン式リサイクルトナー】クローズドループリサイクルとは

キヤノン式リサイクルトナー クローズドループリサイクルとは何か

地球環境とリサイクルトナーの関係

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我々が暮らす地球上には約78%の窒素と20%の酸素、それと約0.04%の二酸化炭素で構成されています。
今、問題になっている二酸化炭素は、実はたったの0.04%しか存在していません。
にも関わらず、「地球温暖化」の主原因とされています。
「二酸化炭素」とは化学式では「CO2」。
一つの炭素元素と酸素が結びついてできます。
一般的には地球温暖化は二酸化炭素が悪役のように思われていますが、実は、確固たる証明はなされてません。
おそらく、都市化と二酸化炭素の関係から温室効果ガスとして、地球温暖化の原因ではないかと考えれているようです。
さて、そんな二酸化炭素とリサイクルトナーの関係をちょっと考えてみます。

低炭素社会とリサイクル

低炭素社会とは、いわゆる「二酸化炭素」の排出を少なくししようという取り組みですが、実は「リサイクル」と深い関係があります。
例えば我々が扱っている「リサイクルトナーカートリッジ」はあのように小さい中に、ものすごく多くの部品で構成されています。
そして、ほとんどがプラスチックと、鉄・アルミ・銅と言った金属で占められています。
それらの部品は「金型」を元に作られますが、その「金型」ひとつとっても、造形過程でものすごく多くの「二酸化炭素」を排出しています。
実は、本当の循環型低炭素社会を実現するためには、部品ひとつひとつを、すべて「標準化」する必要があります。
各メーカーは、現在そのための取り組みをしているようです。

クローズドループを支える先進のリサイクル技術

キヤノンの取り組みは、キヤノンのカートリッジを回収し、それを新品同様の製品にするためのひとつの取り組みですが、これはエプソンが行っている「環境推進型トナー」という手法とほぼ同じです。
回収したリサイクルトナーをリユース部分とリサイクル部品とに選別し、一つ一つの部品の磨耗具合をチェックする(目視)。
そして、リサイクルする際に部品が選別されやすいように「色分け」を行う。
また、新品の製品を製造する際にも、リサイクルされることを念頭に部品を分解しやすいように設計する。
キヤノンではさらに、「リサイクルトナー」のためのプラントまで作っています。

以前、エプソンの環境推進についてレポートを書きましたが、キヤノンの場合エプソンと異なり、ブランドとして取り組み以上に生産性や利益の面も重視した取り組みをしています。
単に、ユーザーに対するイメージ戦略だけでなく、リサイクルトナーとしてキヤノンのブランドを活かしつつ、「採算ベース」でこのプロジェクトに取り組んでいる訳です。

この取り組みにおいては部品のの標準化と少種類化という取り組みがされています。
先ほども書きましたが、リサイクルトナーを設計の段階から「リサイクルすることを基本」に設計しています。
特にプラスチックは他の金属部品と異なり、同じ部品へ再生させることが極めて難しい材料です。
しかし、キヤノンは

「材料毎の色分け等が施された自社製品の特徴を最大限活用した、独自の装置を開発」

しリサイクルの効率化を計りました。

キヤノンはこの取り組みを全世界的に広げようとし、そのための「世界会議」も開いています。

しかし、このような取り組みは、我々のような「リサイクルトナー」業界でも同じようなステップで製品を製造してはいます。
では、どこが違うのか。
実は基本的な違いはなく、目的とするところは同じです。
逆に我々にとっては、より簡単に安くリサイクルができる可能性を含んでいます。
キヤノンの取り組みを今後も注視する必要があります。